来宮神社ってどんな神社?
全国の来宮神社の総社で、熱海一帯の土地神として鎮座している由緒正しい神社。
創建がいつだったのかは定かではないようだけれど、社伝にはひとつの伝説が残っているそう。
710年(和銅3年)に、熱海湾で網に3度も神像のような木の根っこがが引っ掛かり、「麦こがし」をお供えして祀ったところ、御祭神となる五十猛命(いたけるのみこと)が現れて、潮騒が耳障りといわれて現在の地に移されたのが起源なのだとか。そして木の根をご神体としたことから、「木の宮」となったのだとか。
「きのみや」→「忌の宮」ということで、禁酒など「止めたい!」を祈願する方も多いのだそう。
ゲッターズ飯田さんや島田秀平さん、そして江原啓之など有名人がTVでおすすめしたこともあり、ますます注目が集まっている熱海で人気のパワースポット。
本殿の様子
緑に囲まれた赤い鳥居が印象的。まずはお辞儀をしてちょっと脇から鳥居をくぐる。真ん中は神様が通る道なのだそう。
参道を少し進んだところにあるのが、赤い鳥居が並んだ稲荷神社。五穀豊穣・商売繁盛をお祈りを。
そして本殿にお参り。来福・縁起にご利益ありの三柱の御祭神にご挨拶。
御祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)
武勇と決断の神五十猛命(いたけるのみこと)
樹木と自然保護の神大己貴命(おおなもちのみこと)
営業繁盛・身体強健の神-来宮神社HPより-
樹齢2千年の大楠は一見の価値あり!
本殿から御神木の大楠までは趣ある竹林に囲まれた小路をいく。
これが来宮神社の御神木「大楠」。樹齢2千年を超えていて、全国2位の巨樹の認定を受けているのだそう。その大楠をぐるっと1周まわれるようになっていて、
1周まわると寿命が1年延びるとか、願いを秘めながら1周まわるとその願いが叶うとか。
大楠の少し上にある、大楠を眺めるために作られた立ったままくつろぐベンチ。少し後ろに倒れていて、ベンチに体を預けて見上げると、ちょうど目前に大楠が。そよぐ風を感じながら、悠久の時の流れに思いを馳せれば、日常の喧騒が少し遠くに感じてくる。
ここならではのお守りの数々
カフェやホテルの入口みたいなこちらのモダンな建物がお守りの授与所。
可愛いデザインのお札がたくさん並ぶ。縁結び、食運、健康 etc.
そしてここならではの酒難除のお守り。お酒好きの方は是非携帯してみては。
そしてこちらが虫除のお守り。五十猛命(いたけるのみこと)は、樹木と自然保護の神様だし、御神木のクスノキは樟脳(しょうのう)となる香木でもあるし、確かにご利益ありそう。
カフェでのんびりリラックスタイムを
テラス席でお茶がいただける「茶寮 報鼓」。敷地内には他にもカフェがいくつかあり、参拝したあとに甘いスイーツやお茶をいただきながらほっと一息くつろいで。
ここで売っているお気に入りのお菓子「福こがし」。来宮名物「麦こがし」が使われたホロホロっと口の中でほどける美味しいお菓子。ちょっとしたお土産におすすめ。
こちらは大楠から更に上の方にいったところにある「茶寮 五色の杜」。神社の緑を存分に満喫できるとっておきの場所。
ここでも「麦こがし」がつかわれたスイーツを。麦こがしの落雁がちょこんとのったふわっとおいしいソフトクリーム。参拝の締めにいかが?
駐車場
神社の隣の道沿いに駐車場あり。数台しかとめられないので、週末となれば満車のことが多い。満車のときは少し上に上がってもうひとつの駐車場にどうぞ。
こちらが広めの駐車場。やっぱりそんなにたくさんではないので、電車でくることもひとつの案に入れてみては。
おまけ
毎朝落ち葉を集めて作られるハート形。これが夕方まで崩されずこの形をキープしている。ビバ日本!ハート型には魔除けの意味もあるみたい。来宮神社に行ったら是非この落ち葉のハートもお楽しみに。
住所・営業日・MAP
來宮神社(きのみやじんじゃ)
■じゅうしょ
静岡県熱海市西山町43-1
■電話番号
055-82-2241