香貫山ってどんな山?
沼津アルプスの中のひとつで、香貫山から南へ横山、徳倉山、志下山、小鷲頭山、鷲頭山、大平山と続いている。香貫山は低山で頂上でも標高は193m。桜を始め季節の草花を楽しみながらハイキングでき、展望台からは駿河湾から富士山まで見渡せる大パノラマの絶景を望めるとっておきのお山。
ハイキングコースはどんな感じ?
香貫山のハイキングコースには、香貫山登り口、黒瀬登り口、中瀬登り口、八重登り口と登り口が4つある。今回は黒瀬登り口から登って、中瀬登り口へ向かうコースを選択。では、レッツゴー。
急な坂道があったり、ゆったりと緑の回廊の道があったり。沼津の街からすぐそことは思えないような自然たっぷりのセラビーロードで思いっきり息を吸い込んで。
ちょっと頑張ったご褒美は、ところどころで見られる沼津の青い海。立ち止まってこの景色を眺めればまたもう少し頑張るための元気がもらえる。
10分くらい登っていくと、一度車道に出る。そのまま突っ切って目の前の階段を進んでいって。
すると見えてくるのは五重塔を囲む公園。
桜の時期には広場でシートをを敷いてお花見を楽しむ人たちがたくさん。香貫山の中腹だけど、ここまでは車で来られるし、ここからでも駿河湾や富士山が眺められるのでお花見にはおすすめ。
五重塔の広場の隣にある駐車場。ここに車をとめて頂上を目指せばコースの短縮となり、お気軽にハイキングが楽しめる。
おトイレがあるのもうれしい。
矢印の方向に進めば山道で頂上や展望台を目指せる。小休憩がすんだら改めてレッツゴー。
気持ちのいい空気をお腹いっぱいに吸い込んで、あとひと踏ん張り山道を一歩ずつ。
4月の登山時、大好きなシャガの花が咲き誇っていた。季節の草花を楽しめるのもこのお山の見どころのひとつ。
あと少し、というあたりに山頂と展望台の分かれ道が出てくる。どちらから行っても展望台にはたどり着ける。でも今回はせっかくだから、山頂経由で展望台までいってみた。ちなみに香陵台というのは、来た道のさっきの五重塔のところのこと。
ここが山頂。ちょっとさみしいフェンスの裏手。なので、眺望の素晴らしい展望台をゴールとする場合が多い。
こちらが展望台。ちょっとした公園となっていて、建物に登れば沼津の街を見渡せる。
展望台の上からの絶景。
沼津を流れる狩野川の河口や、その先にある駿河湾を一望できる。
この日は雲に隠れてしまっていたけれど、沼津の街の向こう側に富士山も眺めることができる。富士山が顔をだしていなくても、この開放的な景色をながめていると、日ごろの疲れや悩みなんてふっとんでしまう。なんて贅沢な景色だろう。
展望台付近にあるおトイレ。香貫山はトイレが充実しているので気軽にハイキングやお花見を楽しめる。
展望台からは、こんどば別の登山口「中瀬登り口」を目指して下山。まずは「新桜台」に向かってGo!
桜の満開が過ぎていて、ちょっと残念と思いながらの登り道だったけれど、ここにきて感動の景色が。散り始めの桜吹雪と散りたての花びらの絨毯。幻想的にも思えるこの景色に出会えた感動。自然相手の花見さんぽは、ぴったりの時期に出会えるとも限らず、出会えた時の感動はひとしお。
新桜台には遊具が少しあり、子供たちの楽し気な声が気分をあげてくれる。
看板にはアスレチックと書いてあったけれど、アスレチックというよりは公園の遊具って感じかな。
香貫山には、展望台の他にも公園があったり、そこここに木のテーブルが用意されていたりで、お花見を楽しむのにぴったり。桜が終わってもつつじや紫陽花など季節の草花が楽しめる。お花以外ももちろん新緑や紅葉なども。季節を通して魅力たっぷりの小さなお山。
このあたりから下山スタート。今度は「せせらぎの森」経由で「中瀬町」に向かう。
てくてくと緑の中の美味しい空気を吸いながら、ゴール目指してハイキング続行。
こちらが「中瀬登り口」。写真を撮ったりしながらのんびり歩いても全部で2時間くらい。ちょっと気分転換にたまには山登りを楽しんでみては。
駐車場
- 香陵台駐車場(五重塔のあったところ)
10台程度
無料 - 中瀬駐車場(中瀬登り口のすぐ近く)
15台程度
無料
8:00~17:30
トイレ
中腹の香陵台(5重の塔)と展望台に1か所ずつあり。